CELINEのデザイナーがエディ・スリマンに変わり、ブランドロゴが新しくなり、雰囲気もだいぶ変わったのは2018年のこと。それからはや6年ですね。そして先日、そのエディが退任、新たなデザイナーがやってくることも発表されました!
エディがセリーヌにのデザイナーに就任してから最初に発表した新アイコンバッグ、16(通称セーズ)は、セリーヌのアイコンであるトリオンフが使われておらず、一見してセリーヌとはわかりづらいデザイン。上質でどんなシーンにも使えるブラックバッグを探していた私が、これを選んだ理由、1年以上使ってわかったメリットやデメリット、使い勝手などを記していきます!
セーズってどんなバッグ?
ブランドのアイコンバッグといえば、他にはあまりないオリジナリティある形であったり、ブランドのロゴやマークがしっかり目立つところに入っていたり、、誰が見てもそのブランドのものであるとわかるものが多いもの。でもセーズは一見シンプルなハンドルバッグで、ブランドロゴはとても小さく金具に刻印されているだけ。パッと見ただけでは、これがセリーヌのバッグであることに気づかれることはまだ少ないかもしれません。
しかし、一目見て触ればわかるその上質なレザーに、その艶を表現する少しカーヴィーなフォルム、主張しすぎないけれどしっかりとアクセントになるゴールドカラーのメタル、、!
クラシカルでありながらモダンな雰囲気を兼ね備え、ラグジュアリーであったりレディライクなコーディネートにフィットするのはもちろん、ジーンズにTシャツといったカジュアルなコーディネートや、体のラインを拾わないようなリラックススタイルに持っても、しっかりとクラス感を与えてくれます。
あまりブランドを主張したくもないけれど、上質なバッグが欲しい、でもどんな格好にでも合わせられて、コーディネートにクラス感を与えたい、、望みは多く、そんなことを考えて、セーズを選びました!
ちなみに、本当はカデナがついていますが、初めてこれを持って出かけた日、歩くたびにカデナがブォンブォンとあまりにも揺れるので、これでバッグに傷がついてしまったら元も子もないと思い、外しました。
私の選んだサイズはこれ!
ミニバッグからお仕事バッグとしての役割を担えるサイズまで!サイズ展開が豊富なセーズですが、私はスモールサイズを選びました。
スモールサイズは、ハンドルバッグとしての可愛さがありつつも収納力もあり、使い勝手が良いといちばん人気のようです。私もスモールサイズを選んでとても良かったと思っていますが、その理由は、、
その上、財布やポーチ、タオルなどの必需品もしっかり収納が可能です◎個人的には仕事の日でも持てる!
ちなみに、このバッグのときに使うマイボトルは、無印良品の自分で詰める水のボトルです。
フラットな形のおかげで小さめのバッグにも収納できるのに、容量は350ml!そしてこのボトルのお値段は190円、、、もう買って何年経ったか、何回使ったかなんて覚えてないほどには使っている。一瞬ウイスキーを入れるスキットルに見えたりもするけど、こんなに堂々と水って書いてあるんだもの、水しか入れません(※個人の自由です)。無印良品さま、ありがとう。
傷つきやすいのがとにかく心配…使って感じたこととその対処法
このバッグは、スムースカーフスキンとグレインドカーフスキンの2種類のレザータイプがあります。スムースカーフスキンの場合、そのしっとりつるんとした艶感のある革がなんとも魅力的なのですが、、それゆえの傷つきやすさ、また傷がついたときに目立ってしまうのではないか、という点は、私もとても心配で、かなり悩んだポイントでした。
傷を気にしなくていいように、グレインドカーフスキンを選ぼうかとも考えましたが…このツルンとした艶感がかわいい!と何より惹かれたポイントでもあったので、傷つけないように気をつけて使おうと心に決めて、スムースカーフスキンを購入!
でも傷はつきました…
ある日、ふとバッグを目にしたらついてる傷に気付いたときのショックたるや。。ただ、とても気をつけて使用しており、本当に傷をつけてしまった瞬間の記憶がなくて、、だから誰かにやられたんじゃないかと疑ったほど(爆笑)
大丈夫、たぶん私の周りにそんな悪い人はいません(笑)
この記事を書いている今でこそ、もうずいぶんと過去のことと思えて、HERE!なんてポップな書き込みができていますが、これに気づいた瞬間は、それはもう正気じゃいられないってものですよ。。
私はこうやってケアをしています
お家でできるケアを繰り返し、少しずつ傷を目立たなくするようにしてみました。
傷に気付いたのは出先だったので、まずは慌てて指でこの部分を馴染ませ、その後自宅で時間のある時にクリーム等を塗ってお手入れをしました。その後の様子がこちら。
さらにこれと同じお手入れを何度か繰り返し、時間が経ってからの様子がこちら。
光を当てて傷の部分が特によくわかるように撮ろうとしましたが、あれ、なんかもうほぼわからなくないですか…?実際に肉眼で見るともう少しわかる気はしますが、それでもかなり落ち着いてきました!適切なお手入れを重ねれば、傷を少しずつ目立たせなくすることはできるようです。
お店でケアのサービスも受けられるようです
セリーヌは、購入から1年以上経った革製品に、パンパリングサービスを提供しているようです。
これはレザーのエイジングケアなので、傷を目立たなくすることに特化したお手入れをしてくれるわけではないですが、クリームを塗って革に栄養を与えたり、磨くことで、結果的に傷が目立たなくなることが期待できます。
セリーヌの店員さんとこのことについて話しましたが、やはり傷を心配されている方は多いようです。でもいろいろなお手入れや、場合によっては修理もできるので、あまり恐れすぎて使うことはないですよ!と仰っていました。
今となっては私もそう思えています。セリーヌのセーズの購入を検討しつつも、傷の問題をいちばん懸念していた方の背中を押す情報のひとつになれば、幸いです。
ダサいと出てきた!流行り廃りはどうなの?
「セリーヌ セーズ ダサい」って出てきた…!
今回この記事を書くにあたり、セリーヌのセーズについてまた調べてみようと思い検索してみたところ、このような検索ワードが、、でもこれは、閲覧者の気を引くためにあえてネガティブワードを入れている記事がいくつかあるからなようで。
実際にこのような意見を目にすることはありませんでした。(X:旧TwitterやスレッズなどSNSでも調べてみました)むしろ、まだまだこれが欲しい!という投稿がたくさん!
そもそもダサい要素なんてどこにもないですよね。どちらかというと、このバッグをデフォルメして作られたリーズナブルなバッグが多く出回っていることで、本物を知らない方には、今流行ってる形のバッグね…と思われる可能性はあるかもしれません。でもこの記事をご覧になっている皆さんは、そんなことを気にしてバッグを選んだりはしないはず!
流行り廃りはどうなの?エディ・スリマンの退任も気になるところ
冒頭でもお伝えしたように、このセーズをデザインしたエディ・スリマンは間も無くデザイナーを退任します。デザイナーの退任に伴い、廃盤となる商品が出てくるのは避けられないところ。
ただ、エディが就任してからは、トリオンフを全面に押し出した製品が特にたくさん出てきた印象があります。そんな中で、一見してセリーヌとわからないデザインだったセーズは、少し異色な雰囲気だなと思っていました。前デザイナーのフィービーがデザインしたラゲージやベルトバッグのように、セリーヌのバッグとしてエターナルな存在にしていきたいと思っているのかも、とも感じています。
これについては、私も動向を見守りたいと思っています。
結論:わたしは大好きなバッグです
傷に一喜一憂したりしながらも、色々なコーディネートに合わせられて、必要な荷物も入って、だからやっぱり使えるシーンが多くて、、今日まで使って感じたこのバッグの魅力を、なるべくたくさんお伝えしたいと思って書き進めていったら、ものすごく長くなってしまったこの記事。最後まで読んでくださった皆さま、心よりありがとうございます。
結論:わたしは大好きなバッグです!
購入を迷っている皆さまの参考に、そして後押しになりますように。
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