シャネルといえば連想するのは、ゴールドの金具にブラックのレザーが編み込まれたチェーン。そんなシャネルのアイコニックなモチーフが、そのまま時計になってしまった!そんなトキメキがあるのが、シャネルの名品時計、プルミエール・ウォッチです。
私は母から譲り受けたものを持っていて、シャネルの店舗でオーバーホールをしてもらい、現在も愛用中です。オーバーホールについての詳細は記事後半に!購入にあたりよく悩まれるサイズ感や、使っていて感じるメリットやデメリットも書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。
復刻したプルミエールウォッチ!
プルミエールの歴史
シャネルの腕時計ラインの1つである「プルミエール(Première)」は、1987年に初めて発表されました。シャネルの創業者であるガブリエル・シャネルの象徴的なデザインにインスパイアされたデザインです。名前は、パリのカンボン通にある最初のシャネルのブティックである「Chanel Première Boutique」に由来しています。ちなみにPremière(プルミエール)とは、最初の、といった意味があるのです。
バッグに続き、時計も女性のためのものを発売したシャネル。ですが、初代プルミエールはすでに生産終了。そして2022年にこれが復刻しました!
金具に黒い革が編み込まれたチェーンという、シャネルのアイコニックなモチーフが腕時計となった、そのゴージャス感といったら!他のアクセサリーを何もつけなくても、まるでブレスレットをしているかのような存在感。というかこれ自体がもうジュエリーですよね!
時代遅れと言われている?!
プルミエールを検索すると、関連ワードで出てくるのが「時代遅れ」。そんなこと言われているなんて知らなかった!と思ったら、それは経営戦略のよう。主にブランドものを扱うセカンドハンドのお店が、ネガティブなワードを使い、あえて閲覧者の気を引くようなタイトルを付けている模様。
全然時代遅れなことはなく、むしろ永遠、エターナル!まさに私の大切な一生ものジュエリーコレクションのひとつです。
サイズで悩む方へ。私はこんなサイズ感でつけています。
プルミエールウォッチは、ベルトの長さ調整ができず、もともとあるいくつかのサイズの中から、ご自身に合うものを選んで買うスタイル。購入後のサイズ調整も原則できません。
私が持っているヴィンテージ(1980年代当時に販売されていたもの)と、現行品とでは少しサイズが違うようですが、私自身の手首周りのサイズに対して、つけているプルミエールのサイズ感をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
私の手首周り(いちばん細い部分)は約13cmで、プルミエールの長さは約16cm(当時のMサイズ)です。
譲り受けたものなので自分でサイズを選んだわけではないですが、最初は、少し緩いかも…と思いました。
でも、そもそもこれは、ブレスレットのようにつけるジュエリーウォッチだと私は思っています。なので、あまり手首にピッタリとつけるより、少しのゆとりがあった方がよいと考えていること、そして後述のデメリットにも関係する理由から、ゆとりのあるこのサイズのまま使用しており、特に気になっておらず、サイズを直す必要も感じていません。
使っていて感じるメリットとデメリット
メリット
何よりかわいい!心ときめくシャネルのアイコニックなチェーンが手元にある、それだけで心が踊るというものです♡
デメリット
革を使用しているため、汗をかいたり日焼け止めを塗る夏場はあまり使えないこと。
これはプルミエールに限らず、革ベルトの時計全てに共通して言えることですよね。やはり夏の汗+日焼け止めにより、ベルトの内側が白っぽくなって傷みも早くなってしまったりします。もちろんこの革の部分は交換可能ですが、余計な気を使いたくないので、私は夏場に使うことは避けています。
こんなコーディネートがかわいい!
シャネルのマトラッセなどのバッグもそうですが、ジーンズにTシャツというカジュアルスタイルから、ラグジュアリーでフォーマルなスタイルまで、幅広く合わせられるのはプルミエールも同じ。
カチッとしたツイード調のニットジャケットにも、ゆるっと肩の落ちたシャツを羽織ったスタイルにもばっちり。ただ、先述のデメリットにもある通り、出番は夏以外が多め。ジーンズにTシャツやタンクトップといった、夏のカジュアルスタイルでは使えていません。。
だからこそ、少しゆとりのあるベルトの長さを利用して、薄手のニットの上からつける、といった付け方がかわいいんです!
オーバーホールはどこで?サイズ調整はできる?
シャネル正規店でお願いしました
私は、シャネル正規店でオーバーホールをお願いしました。金額は5万円程度、時間は2〜3週間ほどかかったかと思いますが、古くなっていた革部分は取り替えられ、少しサビのようなものがついていた金具部分も綺麗になって返ってきました!やはり正規店なだけあり、ただ時計がまた動くようになっただけでなく、細かいところも美しくなり、またオリジナルのケースに入っており、嬉しく思いました。
オーバーホールは、できればシャネル正規店にお願いした方がよいと私は考えています。シャネルは、一度でも正規店以外での修理をおこなってしまうと、その後正規店での修理を受け付けてくれません(これはバッグなど他のアイテムも同じ)。これは、シャネルで定められた品質を保つために、正規店以外の手が入ってしまうことを避けるためです。
もちろん、もし今後修理の必要があったとしても、正規店に持ち込むつもりはないということなら、正規店以外の時計屋さんや修理工房にオーバーホールをお願いしても良いかもしれません。リーズナブルな場合、2〜3万円ほどでやってくれるところもあるようです。
サイズ調整はできない
またサイズ調整については、先述の通り、原則できません…!ですがこれはシャネル正規店ではできないということであり、これをやってくれる時計屋さんや修理工房はあるようです。ですが正規店以外で手を加えることとなるので、その後シャネル正規店へ持ち込むことはできなくなってしまいます。
今後の使い方をよく考えた上で、適切な選択ができるとよいですね。
プルミエールは「一生ものジュエリーウォッチ」
まさにエターナルなプルミエール。1987年当時の販売金額は20万円ほどだったそうですが、現行品は100万を超える価格に…!ヴィンテージでも、状態が良い場合は当時の販売価格を大幅に超えるものがたくさん出てきています。毎日つけるわけではないけれど、この先もずっと共に時を刻んでいきたいと思える、宝物ジュエリーのひとつです。
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